中型二種免許について

マニュアル車とオートマチック車があります。車両総重量5t以上11t未満、最大積載量3t以上6.5t未満、乗車定員29人以下の車両を運転可能。マイクロバスや観光バスなど報酬を得て人を輸送するために自動車を運転する場合に必要となる免許です!
- 観光バス
- 福祉・介護業
資格年齢 | 21歳以上 |
---|---|
受験資格 | 現在、普通・大型特殊のいずれかの免許を取得していて、その免許経歴(免許停止期間を除く)が3年以上の方 視力:両眼で0.8以上かつ片目で0.5以上の方(眼鏡・コンタクトレンズ使用可) 深視力:奥行知覚検査器による検査での平均誤差が2cm以下であること |
車両総重量 | 5t以上11t未満 |
最大積載量 | 3t以上6.5t未満 |
乗車定員 | 29人以下 |
中型二種免許が活かせる職種
中型二種免許は、定員29人以下の中型車両を、人を乗せて商業目的で運転する多様な職業で活かすことができる専門資格です。
具体的には、会社の従業員を送迎するシャトルバス、スクールバス、ホテルの送迎バスのドライバーなどが挙げられます。小規模な旅行やツアーで利用される観光マイクロバスのドライバーも、この免許がなければ就けない仕事の一つです。
なお、中型二種免許は普通二種免許の内容も含むため、タクシーやハイヤー、お客様の車を代わりに運転する運転代行のドライバーとしても働くことが可能です。
「第一種」と「第二種」の中型免許区分の違い
中型免許における「第一種」と「第二種」の最も大きな違いは、運転する目的にあります。運転する車両が同じマイクロバスであっても、その行為が事業としての旅客運送にあたるかどうかで、必要な免許が異なります。
例えば、中型一種免許で運転できるのは、会社の資材を運ぶための中型トラックや、部活動で使用することも多い自家用のマイクロバスなどが該当します。この場合、目的は荷物の運搬や無償の送迎であり、乗客から運賃を受け取ることはありません。
一方、中型二種免許が必要になるのは、同じマイクロバスを使用していても、乗客から運賃や料金を受け取って送迎サービスを行う場合です。具体的には、ホテルの有料送迎バスや観光地のツアーバス、コミュニティバスなどがこれに該当します。
つまり、運転する車両が同じでも「荷物や自分たちを運ぶ」のが第一種、「運賃をいただいてお客様を運ぶ」のが第二種と覚えると分かりやすいでしょう。なお、中型二種免許を取得すれば、中型一種免許で運転できる車両もすべて運転可能です。
中型・準中型MT・普通(MT)免許所持の方におすすめの合宿免許教習所
現在お持ちの免許によって、中型二種免許取得に必要な教習時限数や日数が異なります。
例えば、普通免許(MT)をお持ちの方が中型二種免許を取得する場合、技能教習は28時限、学科教習は19時限が必要です。合宿免許を利用すれば、最短約13日間という短期間で集中的に教習を受けられるため、効率的に資格取得を目指せます。
以下では、ご自身の所持免許に合わせて最適なプランが選べる、おすすめの合宿免許教習所をご紹介します。
都道府県 | 教習所 | プラン料金(税込)* | 料金(税込)* |
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山形県 |
![]() 山形県マツキドライビングスクール村山校 |
自炊シングル¥443,000~ | ¥443,000~ |
栃木県 |
![]() 栃木県足利自動車教習所 |
レギュラー(相部屋/カプセルタイプ)¥377,300~ | ¥377,300~ |
新潟県 |
![]() 新潟県マツキドライビングスクール新潟西しばた校 |
シングル(3食付)¥455,000~ | ¥455,000~ |
長野県 |
![]() 長野県信州・飯田自動車学校 |
ホテルシングル¥337,250~ | ¥337,250~ |
*時期・車種・部屋タイプ等により金額が変動する場合がありますので、詳細は公式情報で最新の料金をご確認ください。
中型二種免許の合宿免許教習所一覧(8件)
都道府県 | 自動車学校 | 所持免許 | 教習料金 |
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岩手県 | 陸前高田ドライビング・スクール | 中型車 | ¥330,000(税込) |
山形県 | マツキドライビングスクール村山校 | 大型車 | ¥261,000〜311,000(税込) |
中型車 | ¥261,000〜311,000(税込) | ||
準中型 | ¥376,000〜483,000(税込) | ||
準中型5t限定MT | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
普通車(MT) | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
山形県 | マツキドライビングスクールさくらんぼ校 | 中型車 | ¥261,000〜311,000(税込) |
準中型 | ¥376,000〜483,000(税込) | ||
準中型5t限定MT | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
普通車(MT) | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
茨城県 | 大宮自動車教習所 | 中型車 | ¥341,000〜396,000(税込) |
準中型 | ¥418,000〜489,500(税込) | ||
栃木県 | 那須自動車学校 | 大型車 | ¥267,300(税込) |
中型車 | ¥267,300(税込) | ||
栃木県 | 足利自動車教習所 | 大型車 | ¥295,130(税込) |
中型車 | ¥295,130(税込) | ||
準中型 | ¥348,700(税込) | ||
準中型5t限定MT | ¥377,300(税込) | ||
普通車(MT) | ¥377,300(税込) | ||
新潟県 | マツキドライビングスクール新潟西しばた校 | 大型車 | ¥261,000〜311,000(税込) |
中型車 | ¥261,000〜311,000(税込) | ||
準中型 | ¥376,000〜483,000(税込) | ||
準中型5t限定MT | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
普通車(MT) | ¥403,000〜524,000(税込) | ||
長野県 | 信州・飯田自動車学校 | 大型車 | ¥253,000〜283,000(税込) |
中型車 | ¥253,000〜283,000(税込) | ||
中型8t限定MT | ¥301,500〜331,500(税込) | ||
準中型 | ¥308,650〜338,650(税込) | ||
準中型5t限定MT | ¥337,250〜367,250(税込) | ||
普通車(MT) | ¥337,250〜367,250(税込) | ||
普通車(AT) | ¥365,850〜395,850(税込) |
その他の車種から合宿免許教習所を探す
教育訓練給付金制度をご利用の場合はこちらから
中型二種免許の取得費用を抑えたい方には、教育訓練給付金制度の活用がおすすめです。
この制度は、一定の条件を満たす方が厚生労働大臣指定の講座を受講した場合、受講費用の一部が国から助成される制度です。中型二種免許の取得も対象となる場合がありますので、対象講座や申請方法、自身が該当するかについて、関連ページのご案内をぜひご覧ください。
お得な「法人向けプラン」はこちらから
観光業界など、社員の中型二種免許取得をまとめて検討されている企業様には、お得な「法人向けプラン」をご用意しています。このプランでは、複数名の同時申し込みによる割引や、企業様のニーズに合わせた柔軟な教習スケジュールのご提案が可能です。人材育成や業務効率化の一環として、ぜひご活用ください。
中型二種免許の基礎知識
中型二種免許の取得条件
中型二種免許を取得するには、以下の主要な条件を満たす必要があります。
- 年齢:満21歳以上であること。
- 運転経歴:普通免許、準中型免許、または大型特殊免許のいずれかを受けていた期間が、通算して3年以上あること(免許停止期間を除く)。
- 視力:両眼で0.8以上、かつ片眼でそれぞれ0.5以上であること(眼鏡やコンタクトレンズの使用可)。
- 深視力:三桿法(さんかんほう)による検査で、3回行った際の平均誤差が2センチメートル以下であること。
中型二種免許の受験資格特例教習について
受験資格特例教習は、2022年5月の法改正により新設された、中型免許や大型免許、二種免許の取得条件を緩和するための制度です。受験資格特例教習を修了すれば、19歳・免許保有1年から中型二種免許取得に挑戦できるようになりました。
年齢や経験が不足する方向けに、受講者の状況に応じた「年齢課程」「経験課程」「年齢・経験課程」の3種類の課程が用意されており、これらの課程を通じて、危険予測能力の向上や運転適性の理解を深めることになります。修了後は20歳まで「若年運転者期間」となり、違反時には特別な講習義務が課されます。
中型二種免許で運転できる車両
中型二種免許で旅客運送を目的として運転できる車両の主な範囲は以下の通りです。
- 車両総重量:11.0t未満
- 最大積載量:6.5t未満
- 乗車定員:29人以下
具体的には、送迎などで活躍する「マイクロバス」がこの区分の代表的な車両です。企業の送迎バスや小規模な観光バス、コミュニティバスなどが運転できるようになります。
注意が必要なのは乗車定員です。見た目が似ているバスでも、特別仕様などで定員が30人以上になっている場合は、中型二種免許では運転できず、大型二種免許が必要となります。運転する前には必ず車検証で「乗車定員」を確認することが非常に重要です。
中型二種免許の所持免許別の教習期間の違い
中型二種免許取得に必要な教習時間と日数の目安は、現在お持ちの免許によって異なります。合宿免許ではこの教習条件を満たせるよう、効率良くカリキュラムが組まれており、通学よりも短期間での卒業が可能です。
所持免許の種類 | 学科教習 | 技能教習 | 合宿での最短日数 (目安) |
---|---|---|---|
中型免許 | 19 | 18 | 約7日 |
普通二種免許 (MT) |
7 | 14 | 約7日 |
準中型免許 | 19 | 24 | 約11日 |
普通免許 (MT) |
19 | 28 | 約13日 |
※上記の表は一般的な時限数と日数の目安です。教習所や個人の進捗状況によって異なる場合があります。
※普通免許がAT限定の場合は、上記に加えて限定解除のための教習(4時限〜)が必要となります。
教育訓練給付金制度について
「教育訓練給付金」は、雇用保険の加入期間などの条件を満たす方が、厚生労働省指定の中型免許取得講座を修了した場合、支払った費用の一部(一般教育訓練の場合:最大20%上限10万円/特定一般教育訓練の場合:最大40%上限20万円)が支給される制度です。
給付金を利用するには、事前にハローワークで自身が給付対象か確認し、所定の手続きを行う必要があります。給付金制度の利用可能先教習所や受講手続きについては「教育訓練給付金制度のご案内」も併せてご確認ください。
中型二種免許取得までの流れ
中型二種免許の取得では、まず希望する教習所へ入校手続きを行い、視力や運転経歴といった取得条件を満たしているかを確認するための「適性検査」を受けます。
教習が始まると、「第一段階」として教習所内のコースで運転技術を学び、中型車の基本操作に加え、乗客を意識した安全確認やスムーズな運転方法などを習得します。第一段階の最後には修了検定(技能試験)が行われ、これに合格すると(普通免許などから取得する場合は中型仮免許が交付され)次は「第二段階」の教習です。
第二段階は、実際の公道を走行する路上教習が中心です。交通状況に応じた実践的な運転や、旅客輸送のプロとして求められる危険予測などを学びます。
すべての教習を終えたら、教習所での総仕上げである卒業検定に挑み、無事合格すると、教習所から「卒業証明書」が交付されます。最後に、住民票のある都道府県の運転免許試験場で、二種免許専門の学科試験を受験し、この学科試験に合格すれば、晴れて中型二種免許証が交付されます。
中型二種免許についてのよくある質問
最後に、中型二種免許に関するよくある質問と回答をまとめました。
中型二種免許は最短何日で取得できますか?
中型二種免許を取得するまでの最短日数は、現在お持ちの免許の種類によって大きく異なります。
最も効率よく教習が受けられる合宿免許の場合、中型一種免許や大型一種免許などをお持ちであれば、最短で約7日間での卒業が可能です。これは、中型車の基本操作に関する教習が免除されるためです。一方で、普通免許のみをお持ちの場合は、中型車の運転操作から学ぶ必要があるため、最短でも約13日間の期間が必要となります。
ただし、これらの日数は、すべての教習や検定を一度で合格した場合の理論値です。個人の習熟度や検定の結果によっては、卒業までの日数が延長されることもあります。
中型二種免許はATでは取得できませんか?
現在、中型二種免許には、AT限定がありません(一種も同様)。2026年から正式にAT限定中型免許が新設される予定で、MT免許より教習時限が4時限程度少なくなる見込みです。
近年は送迎で使われるマイクロバスなどでもAT車の導入が進んでいますが、現状の車両にはMT車も多いため、就職先によっては今後もMT免許が求められる点は理解しておきましょう。
中型二種と大型二種、どっちがおすすめですか?
将来バスドライバーとして幅広く活躍したいという気持ちが少しでもあるなら、大型二種免許の取得をおすすめします。これは、大型二種免許が中型二種の完全な上位免許でありながら、「取得にかかる費用や合宿日数が中型二種と大きく変わらないケースが多い」ことが最大の理由です。
大型二種免許さえあれば、定員30名以上の大型観光バスや路線バスはもちろん、中型二種で運転できるマイクロバスもすべて運転可能です。同じ程度の費用と時間をかけるのであれば、運転できる車両の範囲が広く、仕事の選択肢も多い最上位の免許を取得する方が、将来的に有利なのは間違いありません。
もちろん、運転する目的が「特定の施設の送迎マイクロバスのみ」など、完全に限定されている場合は中型二種でも十分です。しかし、後から「やはり大型バスを運転したい」と思っても、再度教習を受け直すのは時間も費用も大きな負担となります。
少しでもキャリアの可能性を広げたいのであれば、最初から大型二種免許を目指すのが最も賢明な選択と言えるでしょう。
中型二種免許の取得なら合宿免許がおすすめです
合宿免許の最大のメリットは、短期間で教習を一気に進められることです。スケジュールが教習所側で事前に組まれているため、予約待ちなどが発生しやすい通学に比べて、大幅に短い期間で卒業を目指せます。
特に、「二種免許」の場合は教習所の選択肢も限られるため、地方も選択肢に入れることができる「合宿免許」は、自身に合った環境で効率的にプロ免許取得を目指せる、おすすめの選択肢と言えるでしょう。
仕事での中型二種免許利用を考えている方は、ぜひ合宿免許を検討してみてください。
合宿免許について詳しく知りたい方へのおすすめコラム

