最短で合宿免許に通うには?卒業のポイントまとめ
合宿免許は、短い期間で集中して免許を習得することが可能です。スムーズに卒業できれば2週間ほどで免許を習得できますが、なかには最短で卒業できず、延長してしまう場合もあります。短い期間で卒業できる人とそうでない人では何が違うのでしょうか。そこで今回は、合宿免許でスムーズに卒業するためのポイントを紹介します。学科や技能教習のコツや、合宿中の過ごし方など、幅広く紹介しているのでさっそくチェックしてみましょう。
合宿免許の申し込みから免許の取得までの流れ
合宿免許の申し込みから免許の取得までの流れは全部で7ステップです。まず、ステップ1は合宿免許への「申し込み」をします。自分の行きやすい合宿免許先を選んで、申し込みをしましょう。ステップ2は「入校」です。教習所が指定している場所と時間を確認して集合します。集合場所までの交通手段は、基本的に自由です。サービスとして、交通チケットのプレゼントや交通費の補助を行っている教習所もあります。遠方の教習所を選んだ場合、入校日の前日に夜行バスで出発することもあります。 教習所の多くは集合場所から送迎バスが出ています。
入校手続きは、到着してすぐに行うところと、昼休憩をはさんでから始まる教習所があります。手続きの際に本籍地記載の住民票や所持免許の確認、保険証などでの本人確認が行われるので、持ち物をしっかりチェックしておきましょう。ステップ3は、「技能教習と学科教習」です。希望する免許によって異なりますが、必要な技能教習と学科教習を受けます。ステップ4は、「仮免学科試験と技能検定」です。普通免許や大型免許などは、路上運転をするために仮免許証が必要になります。そのため、仮免学科試験と技能検定が実施され、合格しなければ次に進めません。
ステップ5は、引き続き第二段階の「技能教習と学科教習」を受けます。ステップ6は、「卒業検定(技能検定)」です。最終日に卒業検定を行い、合格になることで卒業証明書がもらえます。ステップ7は、「本免試験と免許証の発行」です合宿終了後、自分の住民票のある運転免許センターにて、本免の試験が行われます。卒業証明書があれば技術試験は免除となり、筆記試験のみになるので卒業証明書を忘れないようにしましょう。筆記試験では、100点満点中90点以上で合格となり、合格者のみ免許を交付してもらえます。
そもそも合宿免許の最短日数は何日?
合宿免許での最短日数は、何の免許を取るか、教習所の入校時期によって変わります。普通免許の場合、普通自動車ATであれば14日間(13泊14日)。普通自動車MTであれば16日間(15泊16日)が、一般的な最短日数とされています。普通免許の最短日数は道路交通法により定められており、1段階目の技能教習が普通自動車MTは15時限・普通自動車ATは12時限、学科教習が10時限です。また、2段階目は普通自動車MTと普通自動車AT共に技能教習が19時限・学科教習は16時限となっています。技能教習を1日に受講できる時限数は、1段階目は2時限、2段階目では3時限までと法令で決まっているのです。ただし、3時限連続での技能教習はできないことになっています。
そのため、日本の各都道府県での普通自動車ATの最短日数を比較したところ、どこも平均13日~15日が最短とされているようです。最短日数は、教習所によって異なることを覚えておきましょう。特に、オフシーズンの混雑していない時期と、春休みや夏休みなどの混雑する時期とでは日数が異なります。さらに、自動二輪免許を持っている場合は、最短日数が変わる場合があります。合宿免許に参加し、最短日数で卒業している人の割合は普通自動車ATが約90%、普通自動車MTは約80%ほどです。
最短で卒業するメリットとは?
合宿免許に参加し、最短日数で卒業するメリットは3つあります。1つ目は、勉強しなければならない期間が最短で済むことです。通学で教習を受ける場合、毎日教習を受けられないことがあります。しかし、合宿であれば毎日教習が受けられ、入校と同時に仮免試験の日時が決定するのです。そのため、必然的に勉強をしなければならない環境になります。アルバイトやプライベートなどで自分のことを優先して勉強に実が入らない人には、合宿免許はおすすめです。合宿の参加者は、免許を習得するという同じ目的を持った人なので、集中して勉強が行えます。
2つ目は、最短日数で卒業することで、その後の時間を自由に過ごせます。合宿免許の参加者は、春休みや夏休みなど長期休みを利用している人がほとんどです。通学の場合、長期休みは教習所が混雑するため、通常よりも習得する日数がかかってしまう可能性があります。その一方で、短期間で免許を習得してしまえばその後の休みは自由に過ごすことができるのです。
3つ目は、期間オーバーによる追加料金が発生しません。教習所によっては、技能や検定、宿泊を卒業するまで保証されるプランがあります。試験に不合格になり、期間オーバーしてしまった場合でも卒業するまで追加料金がかからないのです。最短日数までの安いプランもありますが、卒業するまでの保証がないため期間オーバーになった場合は追加料金が発生してしまいます。少し割高にはなりますが、合宿免許に参加するなら卒業まで保証してくれるプランがおすすめです。
最短で卒業するための合宿免許の過ごし方
合宿免許の過ごし方ですが、入校当日は遅刻や忘れ物をしないようにしましょう。特に、寝坊は厳禁です。入校当日だけでなく、合宿中に寝坊をしてしまうと、どんどん最短での卒業が難しくなってしまいます。また、スケジュールもしっかりと把握することも重要です。スケジュールを間違って把握していると、教習が受けられない場合があります。個別に教習を受けることはできないので、次回の教習となり合宿の日数が延びる原因になるのです。そのため、最短で卒業するためにもスケジュールの確認は毎日行いましょう。
さらに、体調管理も合宿免許中は大切です。慣れない環境での合宿のため、風邪をひきやすくなったり、ストレスにより体調を崩す場合もあります。体調を崩すと、教習が受けられず最短日数での卒業はできません。一時帰宅になった場合、すぐに再入校できる保証がないので、卒業まで長い日数がかかってしまうこともあります。環境に慣れてきて、仲の良い友人ができると、つい夜更かしをしてしまい体調を崩すこともあるようです。合宿中は手洗いうがいやマスクなど、しっかりと風邪予防をし、夜更かしをしないようにしましょう。
最短で卒業するための勉強のコツは?
合宿免許で最短で卒業するための勉強のコツは、3つあります。1つ目は、学科授業に真面目に参加することです。教習は1段階と2段階に分かれており、どちらも学科と実技の試験が行われます。特に、1段階目では仮免許の試験が行われ、合格しなければ2段階目に進むことはできません。実技試験が免除された場合でも、学科試験に合格しなければならないのです。2段階目の教習に進んでも、最後には免許センターでの学科試験(本試験)が控えています。学科の授業では、指導員が重要なポイントを説明しているので、しっかりと聞いておきましょう。
2つ目は、毎日自主学習をすることです。合宿免許では、1日に行われる教習の時間が法律で決まっているため、空き時間が多くあります。そのため、学科試験対策のための自習がおすすめです。自習方法は、インターネット学科学習システムの満点様による学習が良いでしょう。満点様とは、スマホでも使える学科試験対策専用のソフトです。インターネット環境があればどこでも練習問題が行えます。昼間の空き時間や宿舎などですぐ学習が可能です。
3つ目は、わからないことは直接指導員に訊ねましょう。学科試験はひっかけ問題が多いので、教科書を自分で読んだだけでは対応できないものもあります。また、本試験では100点満点中90点以上でないと合格できません。学科教習や練習問題で疑問に思ったことは指導員に質問し、曖昧な部分をなくすことが大切です。本試験では10点以上のミスをしてしまうと、免許を習得する期間が延びてしまいます。確実に点数を取るためには、日頃から指導員とのコミュニケーションが大切なのです。
最短で卒業するための技能教習のコツ
技能教習のコツは、4つあります。1つ目は、リラックスをして臨むことです。誰でも最初は初心者なので、失敗や問題は起こります。肝心なのは、失敗しても焦らないことです。焦ってしまうと冷静な判断ができなくなり、自分でもよくわからなくなって、なかなか技能が身につかなくなります。失敗したときは、落ち着いて指導員の指示に従いましょう。2つ目は、指導員のアドバイスをよく聞くことです。指導員は、うまく運転するコツやアドバイスをしてくれます。特に、失敗や問題が起こったときには的確に指示をしてくれるのです。指導員の言葉を聞いていないと、同じ失敗を繰り返してしまう場合や、技能が上達しません。技能が上達しないと、卒業までの期間が延びてしまうので、しっかりと指導員の指示は聞きましょう。
3つ目は、姿勢を正して運転することです。運転姿勢が悪いと、視野が狭くなる可能性があります。普通自動車MTであれば、初めはアクセルやブレーキ、クラッチを覚えながらハンドル操作をしなければなりません。視野が狭いと、信号機や対向車が見えていなくて、焦ってしまう原因にもつながります。運転の姿勢を正して動作を丁寧に行い、操作を体で覚えていきましょう。
4つ目は、後方確認や巻き込み確認は、指導員にみてもらえるように行うことです。技能試験では、バックミラーでの後方確認や左折時の目線などを試験官にチェックされます。目を動かしただけの、試験官がわからないような確認の仕方だと、原点の対象になる場合もあるのです。そうならないためにも、目線や頭をしっかり動かして試験官にアピールしましょう。合格のキーワードは「安全運転」なので、安全確認は重要です。指導員から注意されない安全確認を、技能教習では意識してみてください。
最短で卒業できなくても大丈夫?
最短での卒業を目指していても、学科や技能試験に合格できなかった場合、気になるのが追加料金です。教習所によって、期間オーバーの保証内容が異なります。例えば、決められた期間のみの保証は1発合格をすれば価格は安いですが、期間オーバーをすると追加料金がかかってしまうのです。また、卒業までの保証にしておけば、期間オーバーをしても宿泊費などの追加料金はかかりません。しかし、少し割高になってしまうのと仮免許の学科試験は除かれる場合があります。1回しかチャンスはありませんが、決まった期間のみの保証であれば真面目に受講をして安く免許を習得したいものです。
ただし、期間オーバーをしたときは追加の宿泊費などで通常よりも高くなる危険性があります。一方、試験に落ちた場合でも追加料金のかからない保証は、安心ではありますが卒業までの期間が長くなる可能性があるので考えどころです。さらに、教習所によっては仮免学科試験に2回~3回連続で不合格になると一時帰宅になることがあります。一時帰宅になった場合は、運転免許試験会場で仮免学科試験に合格してから再入校となるのです。まずは、自分の通う教習所にはどのような保証があるのかを確認することをおすすめします。確認後、自分に合った保証を選ぶようにしましょう。
スムーズな卒業のために真面目に取り組もう!
合宿免許は短期間で免許を習得できることが一番のメリットです。特に、長期休暇を使って免許を取る場合には、短期間で免許を取れば残りの休みを自由に過ごせるのでおすすめになります。また、混雑しないオフシーズンを狙えば混雑時よりも安い費用で免許を習得できる可能性があるので、チェックしてみてください。期間内に免許を習得できるかが心配ですが、習得率は普通自動車ATであれば約90%以上、普通自動車MTであれば約85%以上となっています。スムーズに卒業するためにも、学科や技能教習は真面目に取り組みましょう。
合宿免許では通常よりも早く、楽に免許が習得できると考える人もいますが、実際は簡単ではありません。入校してすぐに仮免許の日も決まるため、空いた時間での学科学習が必須になります。技能試験も期間オーバーにならないためには、指導員の指示をしっかりと聞くことが大切です。寝坊や真面目に教習を受けていないと、卒業までの日数が延びる原因となり、追加料金が発生するなど通常よりも時間と費用がかかってしまいます。免許合宿に参加するのであれば、「短期間で卒業する」ことを目標にがんばりましょう。
本試験ではひっかけ問題が多いので、指導員とのコミュニケーションを取り、曖昧な部分をなくすことが重要です。最短で卒業できるカギは真面目な取り組みなので、ついつい仲良くなった友人との長いおしゃべりや夜更かしは避けましょう。2週間ほど真面目に取り組むことで、免許が習得できるだけでなく、これからの行動範囲も広げることが可能になるのです。1日でも早く免許を習得できるように、なんでも真面目に取り組むことを意識して合宿免許に参加してみてはいかがでしょうか。
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