Google Marketing Live 2026 参加レポート

小さなチームのGoogle広告運用が、世界に向けたイベントで紹介された日 ― 合宿免許アイランドの挑戦
Googleが年に一度、最新のマーケティングテクノロジーを世界に向けて発表する「Google Marketing Live(GML)」。2026年7月に日本で開催されたGoogle Marketing Live 2026において、私たち株式会社シーズンズが運営する「合宿免許アイランド」が、成功事例として紹介されました。ユーキャン、大正製薬、東急リバブル、メルカリ、JR東日本、ホットペッパーといった名だたる大手企業の事例が続くなか、イベント終盤、紹介事例のフィナーレを飾ったのがシーズンズです。営業担当者がたった1名でGoogle広告を運用し、確かな成果を出す。「大きなマーケティング組織がなくとも、GoogleのAI機能を使いこなせば成果は出せる」ことを示した事例として、会場の注目を集めました。
当日、会場で見て・感じたことを、その空気感とともにお伝えします。
AIを「体感する」会場

受付を済ませて会場に足を踏み入れると、そこはプレゼンテーションを聴くだけの場ではありませんでした。ウェルカムドリンクを片手に、Googleの各ブースを巡りながら最新テクノロジーに触れられる体験型の空間が広がっています。
なかでも印象的だったのが、プリクラ機のような筐体に入って撮影するAI画像編集のフォトブース。撮った写真がその場でAIによって加工され、自分が巨人になったり、ヒップホップスタイルに変身したりと、遊び心のある1枚を持ち帰ることができました。生成AIの進化を「説明」ではなく「体験」として提示する、Googleらしい仕掛けです。

会場のあちこちに用意された展示や催し物を通じて、来場者は「AIがどこまで来ているのか」を五感で確かめてから、本編のプレゼンテーションへと向かう構成になっていました。
Googleが示した「AIがもたらす競争環境の変化」

席に着くと、いよいよGoogleによるプレゼンテーションが始まります。テーマを一言で表すなら――「AIがもたらす競争環境の変化」。世界中のあらゆる企業がライバルになりうる時代に、AIをどう味方につけるか。数多くの新技術が矢継ぎ早に発表されました。主なトピックを整理します。
- 検索(Search)の進化 ― AI Mode:会話型でユーザーの意図を深掘りするAI Modeが、検索体験の起点として存在感を強めています。「探す」から「相談する」へと、ユーザー行動そのものが変わりつつあることが示されました。
- エージェンティックなショッピング体験:ユーザーの目的に応じてAIが商品探索から比較・購入プロセスまで伴走する、新しい購買体験の方向性。
- クリエイティブ制作の民主化 ― Google Flow / Google Vids:動画・クリエイティブをAIで生成できるツール群。制作リソースがボトルネックだった企業でも、スピーディに広告クリエイティブを用意できるようになります。
- YouTube × Demand Gen のフルファネル活用:認知から獲得までを一気通貫で設計する広告プロダクトの進化。
- Ask Advisor / Business Agent:運用担当者の“相談相手”として、AIが施策の設計・改善を支援する仕組み。
次々と映し出される新機能に、会場のあちこちでメモを取る手が止まりません。一つひとつの発表が、「マーケティングのあり方が、AIによって大きく変わりつつある」という手応えを積み上げていくような時間でした。
大手事例が続き、フィナーレへ

プレゼンテーションの後半では、Googleの新機能を活用した企業事例が次々と紹介されていきます。冒頭に挙げた大手各社に加え、京都発の腕時計メーカー KUOE(クオ) の事例も印象的でした。2020年創業、「日本発の5つ目の時計ブランドに」を掲げる同社は、AIを活用したグローバル展開により米国での指名検索数を大きく伸ばし、全体売上も前年比で大幅に成長させたと紹介されています。
「限られたリソースでも、AIがあればグローバルで戦える」――そうした事例が積み重なるなか、締めくくりとしてスクリーンに映し出されたのが、シーズンズの名前でした。
兼任体制で、新たなユーザー層との出会いを広げた合宿免許アイランド
抱えていた課題

シーズンズは、免許合宿の紹介エージェント/プラットフォーム事業を展開する企業です。マーケティング領域は営業担当者が兼任しており、専任のマーケティング組織を持たない体制でした。
これまでは、すでに免許合宿を検討している方に向けた施策が中心。一方で、「まだ免許合宿を考え始めていない方にも、選択肢のひとつとして知ってほしい」という想いはあっても、それを形にするリソースとナレッジが追いつかない――これが出発点でした。
取り組み
ここで活用したのが、まさにこの日発表されたテクノロジーです。
- クリエイティブ制作を Google Flow / Google Vids で内製化。制作リソースの壁を越え、まだ免許合宿を知らない方にも届く動画クリエイティブをスピーディに用意。
- そのクリエイティブを Demand Gen / YouTube に投下し、これまで接点のなかった層へアプローチ。
- 従来の 検索広告 と組み合わせ、検討中の方とこれから検討する方の双方に届くフルファネル運用へ。
専任のマーケティング組織がなくても、AIを活用すれば新しい打ち手を実現できる――それを体現した取り組みでした。
結果

- Demand Gen の CPA:82% 改善
- 2025年7月〜9月の成約数:283%
これまで接点のなかった方々との出会いが、一人ひとりに合った教習所とのマッチングという成果に結びついていく。営業担当1名の運用でこの数字を実現できたことが、「ナレッジ・リソース不足は、もう制約ではない」というメッセージを、何よりも雄弁に裏づけていました。
最後まで、Googleらしい遊び心とともに

プレゼンテーションの熱気の後は、カクテルパーティへ。
軽食とお酒を楽しめる時間で、GoogleやGeminiのロゴをあしらったマカロンなど、細部まで凝った演出が来場者を和ませていました。

会場ではスタンプラリーも用意され、スタンプを集めるとガチャガチャに挑戦できる仕掛けが。景品はスマホスタンド付きのストラップで、”当たり”を引くとGeminiのキャラクター「モッフィー」のぬいぐるみがもらえます。私たちも挑戦したところ、見事その”当たり”を引き当て、モッフィーを手にすることができました。
聞けば、この日はちょうどモッフィーの誕生日だったとのこと。最新テクノロジーの発表という硬派な内容と、こうした温かみのある演出とが同居しているのが、Googleのイベントらしいところです。

イベントのすべてを見届けた最後に、Googleのご担当者の方々と記念撮影をして、会場を後にしました。
私たちがこの舞台に立てたのは、いつもそばで伴走し、的確なサポートで支えてくださったGoogleの皆さまのおかげです。心より御礼申し上げます。
今回得た学びと出会いを胸に、これからも新しい技術を積極的に取り入れながら、一人でも多くの方に「免許合宿」という選択肢を届けてまいります。
おわりに
Google Marketing Live 2026 が示したのは、「AIが競争環境そのものを塗り替えつつある」という現実です。そしてシーズンズの事例は、その変化が一部の大企業だけのものではないことを、身をもって示すものでした。
組織の規模でも、予算でも、人員でもなく――AIを味方につけて、正しく打ち手を設計できるか。それこそが、これからのマーケティングにおける競争力の源泉になります。
そして私たちにとって、この取り組みのゴールは数字そのものではありません。より多くの方に「免許合宿」という選択肢を知っていただき、一人ひとりに合った合宿先を見つけていただくこと。そのために、これからも新しい技術を積極的に取り入れ、より良いサービスをお届けしていきます。
合宿免許を検討される際は、ぜひ一度「合宿免許アイランド」をご活用ください。
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