一度に2つの免許を取得できる「同時教習」とは?メリット・デメリットや流れを解説!

車の免許とバイクの免許、どちらも取りたいと考えている方に注目してほしいのが「同時教習」です。同時教習とは、1回の教習所入校で普通車(四輪)と二輪車の教習を並行して進める方法のこと。2つの免許を別々に取得するよりも、費用を抑えながら最短で両方の免許を手にできると、近年多くの方に選ばれています。
とはいえ、「どんな免許の組み合わせができるの?」「実際どのくらい安くなるの?」「スケジュールはハードじゃない?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、同時教習の仕組みやメリット・デメリット、費用・期間の相場、実施の流れまで詳しく解説します。「同時教習で効率よく2つの免許取得を目指したい!」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
同時教習とは?

同時教習とは、1回の教習所入校で普通車(四輪)と二輪車の教習を同時並行で進める教習方式のことです。通常、車とバイクの免許を取得する場合は2回に分けて教習所に通う必要がありますが、同時教習なら1回の入校でどちらの教習も進めることができます。
教習の内容は大きく「学科教習」と「技能教習(実技)」の2種類に分かれます。学科教習については、普通車と二輪に共通する内容をまとめて受講できるため、重複する授業を省くことが可能です。技能教習は車と二輪を交互にこなしていく形で進みますが、1日に受けられる技能教習の時限数には種別に関わらず共通の上限があり、この上限に対して、普通車と二輪の時限数が合算してカウントされます。
同時教習で取得できる免許と組み合わせ
同時教習で選べる組み合わせは、教習所によって異なりますが、主に「普通車(四輪)×普通二輪」のパターンが中心です。以下が代表的な組み合わせです。
| 組み合わせ | 最低年齢 | 備考 |
| 普通車AT + 普通二輪MT | 18歳以上 | 合宿で最も多い定番の組み合わせ |
| 普通車MT + 普通二輪MT | 18歳以上 | MT希望者向けの定番 |
| 普通車 + 大型二輪 | 18歳以上 | 提供教習所は限定的。普通二輪MT所持が条件の場合あり |
なお、すべての教習所が同時教習に対応しているわけではありません。特に合宿免許では対応校が限られるため、事前に希望する教習所が同時教習を実施しているか確認しましょう。
同時教習のメリット・デメリット
同時教習には費用や期間の面で大きなメリットがある一方、注意しておきたいデメリットも存在します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
同時教習のメリット
同時教習の主なメリットは「費用」「期間」「手続きの効率」の3点です。2つの免許を別々に取得する場合と比べて、どれだけのメリットがあるのか、詳しく確認してみましょう。
トータルの費用が安く済む
同時教習の最大のメリットのひとつが、トータルの費用を抑えられる点です。2つの免許を別々に取得する場合と比べて、取得に必要なプロセスの重複が少なくなるため、その分費用を節約できます。
実際にアイランドの提携先教習所である「島根自動車学校」の料金を例に見てみましょう。
■島根自動車学校の合宿免許料金 (ホテルシングルAプラン/2026年4月参考価格・税込)
| 取得方法 | 費用 |
| 普通ATのみ | 253,000円 |
| 普通二輪MTのみ | 154,000円 |
| 単独取得(合計) | 407,000円 |
| 同時教習(普通AT+普通二輪MT) | 335,500円 |
| 差額(節約額) | ▲71,500円 |
※単独取得は「普通ATと普通二輪MTをそれぞれ別々に取得」した場合の合計金額を示しています
※別途、現地までの往復交通費、自炊プランの場合は食費が必要です。
このように、同時教習を利用することで約71,500円の節約が可能です。合宿免許では「2回合宿に行く手間と費用」をまるごと省けるため、現地までの往復交通費分なども含めると、節約効果が大きくなります。
最短期間で2つの免許を取得できる
2つの免許を別々に取得する場合、それぞれで合宿または通学に通う必要があるため、トータルの日数がかさみます。一方、同時教習なら1回の入校で両方の教習を並行して進めるため、大幅に期間を短縮できます。
通学の場合は個人の状況にもよりますが、あらかじめ教習スケジュールの組まれている合宿免許の場合、同時教習の最短日数目安は以下のとおりです。
| 組み合わせ | 最短日数(目安) |
| 普通車AT + 普通二輪MT | 約21〜22日 |
| 普通車MT + 普通二輪MT | 約22〜24日 |
ただし、これはあくまでも最短の目安です。技能教習には1日あたりの上限時限数が設けられており、普通車と二輪の時限数を合算してカウントするため、詰め込んで短縮することには限界があります。
検定の不合格や技能教習の追加(いわゆる「技能オーバー」)が発生した場合は延泊になることもあるため、最短日数+数日の余裕を持っておくと安心です。
同時申請なら学科試験は1回のみ
教習所を卒業後、免許センターで行う学科試験(本免試験)についても、普通車と二輪の免許を同時に申請する「同時受験」の手続きを利用すれば、免許センターへ行く回数を1回にまとめることができます。
通常、免許を2種類別々に取得する場合は免許センターに2回足を運ぶ必要がありますが、同時受験なら1日で両方の手続きが完了します。時間と交通費の節約にもつながるため、忙しい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
ただし、同時受験には手続き上のルールがあります。受付は午前のみとなる場合があるほか、交付手数料も免許の種類ごとに定額加算されます。
想定外の事態で無駄足になってしまうようなことがないよう、事前に自分の住所地を管轄する免許センターの案内をしっかり確認しておきましょう。
同時教習のデメリット
同時教習はメリットが多い一方、あらかじめ把握しておきたいデメリットもあります。「思っていたのと違った」とならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
教習所の選択肢が限られる
同時教習に対応している教習所は、通学・合宿ともに全体の一部に限られます。特に合宿免許の場合は対応校がさらに絞られるうえ、教習所によっては同じ都道府県在住の方は入校できないという住所制限が設けられているケースもあります。
また、MT免許を希望している方はもう一点注意が必要です。
近年、2025年4月の制度改正に合わせて普通車MT免許の取得方法を変更する教習所が増えており、従来の「最初からMT車で教習を進めるコース」から、「まずAT免許を取得し、その後に追加教習(限定解除)でMT免許に切り替える2ステップ方式」へ移行している場合があります。
この場合、AT取得後に改めて限定解除の教習・検定が必要になるため、同時教習のスケジュールや費用の組み立て方が変わってきます。自身が希望する通りの形式で教習が受けられるかどうか、入校前に必ず確認しておきましょう。
合宿免許の場合は長期間のまとまった休みが必要
合宿免許での同時教習は、最短でも約21〜23日かかります。さらに、卒業後に地元の免許センターで学科試験・免許交付の手続きを行う日も必要なため、現実的には移動日も含めて3週間強〜4週間弱の連続した休みを確保しておくのが安心です。
また、検定の不合格や技能オーバーが発生した場合は予定より日数が延びることもあります。社会人の方であれば有給休暇の取得、学生の方であれば長期休暇(夏休み・春休みなど)を利用するケースが多く、スケジュールの調整は早めに行うことをおすすめします。
スケジュールがタイトで負担が大きい
同時教習では、普通車と二輪の技能教習を交互にこなしながら、学科教習や検定も並行して進めていきます。特に合宿免許の場合はスケジュールがタイトになりやすく、体力的・精神的な負担は通常の教習より大きくなる点は覚悟しておきましょう。
また、車と二輪では運転操作がまったく異なります。ハンドル操作や目線の使い方、ブレーキのかけ方など、2種類の感覚を短期間で切り替えながら習得していく必要があるため、覚えることの多さに戸惑う方もいます。
無理をして体調を崩したりしてしまうようなことのないよう、合宿中は睡眠・食事・体調管理を最優先で、教習に集中できる環境づくりをすることが大切です。
【組み合わせ別】 同時教習の期間と費用の相場
同時教習の費用や期間は、免許の組み合わせによって異なります。ここでは、合宿免許での代表的な2パターンについて、期間と費用の相場をまとめました。なお、費用はシーズンや宿泊プランによって変動するため、あくまで目安としてご参照ください。
1. 普通車AT + 普通二輪MT
AT限定の普通車免許と、マニュアルの普通二輪免許を同時に取得する組み合わせです。合宿免許での同時教習として最もスタンダードなパターンで、対応している教習所も比較的多いのが特徴です。
| 項目 | 目安 |
| 必要年齢 | 18歳以上 |
| 最短日数 | 約21〜23日 |
| 費用相場(合宿) | 30万円台前半〜40万円前後 |
2. 普通車MT + 普通二輪MT
マニュアルの普通車免許と、マニュアルの普通二輪免許を同時に取得する組み合わせです。どちらもMT操作を習得できるため、運転の幅が広がります。AT+二輪MTの組み合わせより日数・費用ともにやや多くなります。
| 項目 | 目安 |
| 必要年齢 | 18歳以上 |
| 最短日数 | 約22〜24日 |
| 費用相場(合宿) | 35万円前半〜40万円前後 |
同時教習実施の流れ
同時教習は1回の入校で2種類の免許を並行して取得する方式のため、通常の単一免許取得と比べてスケジュールが少し入り組んだ形になります。全体の流れをあらかじめ把握しておくことで、スムーズに準備を進めることができます。
以下のスケジュール表を参考に、入校から免許取得までの流れを確認しておきましょう。

なお、教習所を卒業した後は、地元の免許センターで学科試験(本免試験)・適性検査・免許交付の手続きが必要です。卒業証明書の有効期限は卒業日から1年間のため、卒業後は早めに手続きを済ませるようにしましょう。
また、普通車と二輪を同時に申請する場合は、受付が午前のみになるなどの条件が設けられている場合もあるため、事前に管轄の免許センターで確認しておくことをおすすめします。
同時教習についての注意点
ここまでの内容でも少し触れていますが、同時教習を検討する際には、事前に押さえておきたい注意点が2つあります。
普通免許・二輪免許で年齢条件が異なる
普通二輪免許は16歳から取得できますが、普通車免許(普通免許)の受験資格は18歳以上(2026年3月末時点)です。
2026年4月1日以降は、普通免許の運転免許試験の受験資格年齢が17歳6か月以上に引き下げられますが、実際に免許を取得できるのは18歳からです。そのため、同時教習は多くの教習所で原則18歳以上でないと受けられません。(教習所によっては修了検定時までに18歳になることを条件に入校できる場合もあります)
同時教習で一度に必要な期間を考えると「16〜17歳のうちに二輪免許だけ先に取得しておき、18歳になってから普通車の合宿免許に申し込む」という順番も、現実的な選択肢のひとつです。どちらの方法が自分に合っているか、年齢や取得したいタイミングをもとに検討してみましょう。
運転時の操作感覚の違い
同時教習では、普通車と二輪の教習を交互に進めていくことになりますが、車とバイクは運転操作がまったく異なるため、2種類の感覚を短期間で切り替えながら習得していく必要があります。
たとえば、ハンドルを使って曲がる車に対し、バイクは車体を傾けてバランスをとりながら曲がります。ブレーキ操作やアクセルの扱いも異なり、「今日は車、明日はバイク」と繰り返す中で混乱を感じる方も少なくありません。
睡眠と食事をしっかりとるなど、集中できる環境づくりを行い、焦らず一つひとつ丁寧に身につけていく姿勢が、同時教習を乗り越えるうえで大切です。
同時教習は「通い」と「合宿免許」どちらがおすすめ?
同時教習は通学でも合宿免許でも受けられますが、それぞれ向き不向きもあります。最後に、2つの取得方法の違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | 通学 | 合宿免許 |
| 取得期間 | 数ヶ月〜(自分のペース次第) | 最短約21〜24日 |
| スケジュール | 自分で自由に調整できる | まとまった連続休暇が必要 |
| 費用 | 教習所によって異なる | 宿泊・食事込みで割安になりやすい |
| 対応教習所の数 | 少ない | さらに限定的 |
| 生活環境 | 自宅から通える | 合宿施設に滞在(食事・宿泊込み) |
| 仕事・学校との両立 | しやすい | 難しい(長期離脱が必要) |
| 教習への集中度 | 日常生活と並行するため分散しやすい | 免許取得だけに集中できる環境 |
| こんな人に向いている | 仕事・学校と並行したい方 | 短期集中で2つの免許を取りたい方 |
通学の場合は、自分のペースでスケジュールを組めるため、仕事や学校と両立しやすいのが利点です。ただし、教習期間が長くなりやすく、免許取得までに数ヶ月かかるケースも珍しくありません。また、同時教習に対応している通学教習所は非常に限られているため、まず近くに対応校があるかどうかの確認が必要です。
合宿免許の場合は、まとまった休みさえ確保できれば、最短約21〜24日で2つの免許を取得できます。宿泊・食事込みのパッケージのため余計な手間がなく、教習に集中しやすい環境が整っています。費用面でも割安になりやすく、「短期間で効率よく2つの免許を取りたい」方には合宿免許がおすすめです。
どちらが向いているかは一概には言えません。取得までにかけられる時間や費用、仕事・学校のスケジュールなど、自分のライフスタイルや優先したいポイントをもとに選ぶとよいでしょう。
合宿免許の同時教習で効率的に免許取得を目指そう

同時教習とは、車とバイク両方の免許を取りたいと考えている方にとって、費用・期間の両面で大きなメリットがある免許取得方法です。特に合宿免許を活用すれば、最短約21〜24日という期間で2つの免許を取得でき、別々に取得するよりもトータルコストを抑えることができます。
スケジュールのハードさや教習所の選択肢が限られるといったデメリットもありますが、事前にしっかり情報を集めて準備しておけば、乗り越えられるものがほとんどです。「どうせ取るなら一度にまとめて取ってしまいたい」という方は、ぜひ合宿免許での同時教習を検討してみてください。
アイランドでは、同時教習に対応した合宿免許プランをご用意しています。空き状況や費用など、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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