合宿免許 知恵袋
入校前にチェック！

「車の免許を取りたい！」と考えた時、気になるのが運転免許取得までにかかる期間や費用です。学生の場合は、長期休暇を利用して効率よく免許を取得したい人はたくさんいますし、社会人の場合は、仕事の都合で特定の時期までに免許を取らなければいけないケースもあるでしょう。

目標の期限までに免許を取得するためには、免許取得の流れを理解した上で、計画を立てることが大切です。

この記事では、「教習所」に通って免許を取得する「通学免許」と、宿泊施設に滞在し、各地の教習所で短期集中で免許取得を目指す「合宿免許」の二つの免許取得方法をピックアップし、それぞれのメリット・デメリットにふれながら、どれくらいの期間・費用で運転免許を取得できるのかを解説します。

免許取得における「通学免許」と「合宿免許」の違いは？

免許取得を目指す際、自動車教習所（自動車学校）の通い方には「通学」「合宿」という2つのパターンがあります。卒業までに必要な日数がそれぞれ異なりますので、パターン別に解説していきます。

「通学免許」で免許取得を目指す場合

「通学免許」とは、自宅近郊の教習所に通いながら教習を受け、免許取得を目指す、最もポピュラーな方法です。住んでいる地域や年齢層によっても異なりますが、大学生の場合、7割以上は通学で免許を取得しているようです。また、自分のペースで通うことができるので、忙しい社会人でも仕事と両立しやすいでしょう。

【卒業検定に合格するまでの期間】 

・普通車MT　平均3〜4カ月程

・普通車AT　平均3〜4カ月程

教習所に入校してから卒業検定に合格するまでの期間は、平均3カ月程。通学教習は自分でスケジュールを決めるため、個人差が大きいのが特徴で、社会人で週末にだけ教習を受ける場合は、3カ月〜4カ月程度かかるのが一般的です。

また、免許取得までに教習所で受講するカリキュラムや受講数は一律のため、どんなに上達が早くても、すべての教習を受講しなければ卒業することはできません。

【卒業検定に合格するまでにかかる費用】

・普通車MT：30万～40万円程度

・普通車AT：27万〜37万円程度

【「通学免許」で免許取得を目指すメリット】

◎立地条件が良く、通学しやすい

通学免許は、ほとんどの場合、今現在住んでいる地域の教習所へ通うことになるため、通いやすいというメリットがあります。

また、技能教習は教習所周辺の道路で行うため、居住地域の実際の道路状況を技能教習で把握しながら免許取得を目指すことができます。

◎スケジュールを組みやすい

学校やバイト、会社の仕事などの空き時間を利用して、自分でスケジュールを組んで教習を予約し、通うことができます。合宿免許と比べると、学科対策の自主学習ができるなど時間をかけて勉強ができるのも特徴です。

【「通学免許」で免許取得を目指すデメリット】

◎混雑期間がある

学生が教習所で免許取得を目指す場合は、長期期間にあたる2月～3月、8月～9月は例年混み合う傾向にあります。指導員の数が少なかったりして、希望通りに受講できないケースもあります。

こうした場合、技能教習の予約がなかなか取れずに、免許取得までの日数がかかってしまうケースが多いです。

◎人気がある教習所は予約が取りづらい

混雑期間でかつ評判の良い教習所の場合は、技能教習の予約がなかなか取れずに日数がかかってしまうケースが多くあります。評判や予約システムについて口コミを事前にチェックしておくのもおすすめです。

ただし、通学教習でも「短期間集中コース」を選べば、比較的短期間で免許取得を目指すことが可能です。通常コースと比較すると費用は高くなりますが、効率のいいスケジュールを教習所が組んでくれるので、スムーズに受講することができます。

具体的なコースの内容や条件は自動車教習所によって異なりますが、普通自動車AT限定免許であれば16日程度でカリキュラムを修了することができるでしょう。

「合宿免許」で免許取得を目指す場合

「合宿免許」とは、各地の宿泊施設に一定期間滞在しながら、運転免許取得を目指す方法です。合宿免許は短期間で全ての教習を受けられるようにあらかじめスケジュールが組まれているため、AT限定免許であれば、スムーズに教習が進めば最短2週間で卒業することができます。基本的に合宿期間中は家に帰ることができず、仕事や学業との両立は難しいですが、短期間で免許取得を目指せるのは大きな魅力でしょう。

【卒業検定に合格するまでの期間】

・普通車AT：平均14〜15日間

・普通車MT：平均16～17日間

合宿免許の場合、卒業までのスケジュールは入学したときにすでに決められていることが多く、「教習の予約が取れなくて卒業できない…」ということもありません。合宿期間中は毎日教習を受けられるため、短期間で集中して技能や知識を身に付けることができ、8割程度の方が最短日数で卒業しています。

【卒業検定に合格するまでにかかる費用】

・普通車AT：20万～35万円程度

・普通車MT：25万〜40万円程度

【「合宿免許」で免許取得を目指すメリット】

◎「通学免許」より費用が安いケースが多い

「通学免許」で免許取得をする場合に比べると、数万〜十数万円ほど費用の差があり、「通学」よりも安上がりです。合宿免許の費用には、毎日の食事代と合宿期間中の宿泊費が含まれるのが一般的で、居住地域の最寄りのターミナル駅から合宿所までの往復の交通費を負担してもらえるといったサービスを実施している教習所もあります。

◎短期間で教習を受けることができる

「合宿免許」では毎日の教習スケジュールが事前に効率よく組まれているため、普通車MT・ATの場合、平均2週間から3週間で全ての教習を終えることができます。

また、合宿免許の教習所は全国各地にあるため、ちょっとした旅行気分を味わえるのも特徴です。近隣に遊園地やレジャースポット、観光地などがある場合は、気分転換に出かけることもできるでしょう。

【「合宿免許」で免許取得を目指すデメリット】

◎2〜3週間程度のまとまった休みが必要

「合宿免許」では、2〜3週間をかけて毎日教習に参加します。そのため、その期間中は学校や遊び、アルバイトなどの予定を入れることができなく、自宅から離れて生活する必要があります。

◎追加教習を受けると宿泊費も加算される場合がある

最初に組まれた2～3週間のスケジュール内で合格できなかったときは、追加教習を受ける必要があります。その場合は、教習費と宿泊費が当初の費用に加算される場合もあります。

「通学」と「合宿免許」、どちらがいいか迷ったら

「通学免許」と「合宿免許」で免許取得するポイントを改めて比較してみます。

【卒業検定に合格するまでにかかる費用】

【通学】

・普通車MT：30万～40万円程度

・普通車AT：27万〜37万円程度

【合宿】

・普通車AT：20万～35万円程度

・普通車MT：25万〜40万円程度

→「合宿免許」の方が「通学免許」よりも、数万〜十数万円ほど安い

【卒業検定に合格するまでの期間】

【通学】

・普通車AT・普通車MT　平均3〜4カ月

【合宿】

・普通車AT：平均14〜15日間

・普通車MT：平均16～17日間

→「合宿免許」の方が「通学免許」よりも、短い期間で免許取得が可能

費用や取得までの期間はあまり重視せず、自宅から通える範囲で、学校やアルバイト、仕事など、自分のペースに合わせて免許取得を目指すなら「通学免許」、夏休みや春休みなど、まとまった休みを確保することができ、一日でも早く免許を取得したい！と考えるなら「合宿免許」を選ぶとよいでしょう。

運転免許を最短日数で取得するためのコツは？

【その1】合宿免許で最短取得を目指す

最短日数を目標にして、免許取得方法を選ぶなら、「通学免許」よりもやはり「合宿免許」です。

「合宿免許」であれば、効率よく組まれたカリキュラムをこなしていけば卒業できるので、時間的な無駄がありません。特に大学生など、まとまった休暇を取りやすい人には最適な方法といえるでしょう。

「合宿免許」のメリットは、他にもあります。

先ほどお伝えしたコスト面のほか、免許取得に集中できる環境やモチベーションを維持しやすい点も魅力です。短期間に集中して取り組めるので、教習を延長する人の割合が通学教習に比べて少ないといわれています。

一方で、合宿免許というと「同じ部屋で集団生活しなければならない」「教習以外の時間が暇」などのデメリットが思い浮かぶ人もいるかもしれません。しかし、現在は合宿免許も多様化していて、「きれいな一人部屋で過ごせる」「とにかく値段が安い」「女性限定」などさまざまな特色があります。なかには観光を楽しめるプランもありますので、長期休暇の思い出作りと合わせて、参加を検討するのもよいでしょう。

また、教習所によっては早期の予約での割引や友人とのご参加で適用される割引、入校月が誕生日月と同じ方に適用される割引など教習所によって様々な割引が存在します。

事前に希望の教習所をリサーチし、お得に入れるプランを探すのもおすすめです。

また、最短で免許を取得することができなかった場合など当初予定されていたスケジュールを過ぎてしまうと、宿泊費や検定料金など追加費用が多くかかってしまうこともあり、長くても 1カ月程度が目安になってきます。

①「延長保証」で1～3 日程度の延長教習であれば追加費用が発生しないケース

②「卒業保証」で卒業するまで追加費用が一切かからないケース(延長日数の上限あり)

③卒業日から1～3日程度延長してしまったところで、一旦帰宅して再入校手続きを行うケース

など、予定されていたスケジュール期間を超えて、延長教習になった場合は、各教習所によって対応が異なります。事前に免許取得が延長になった場合についてもリサーチしておきましょう。

【その2】AT限定の免許取得を目指す

「少しでも免許取得までの日数を短くしたい」という場合は、普通自動車AT限定の免許取得を考えるのも良い方法です。普通自動車MTよりも技能の第1段階において3時限分の教習時間が少ないため、合宿免許・通学教習いずれの場合も2日程度の期間を短縮できます。

MT（マニュアルトランスミッション）とは違い、AT（オートマチックトランスミッション）はクラッチ操作が不要となるため、技能的な難度が大幅に下がります。

AT車はギア・チェンジが自動なのでこのような作業は必要ありません。通常の操作なら、アクセルとブレーキ、ハンドル操作という基本動作だけで運転ができます。そのため、運転に対して苦手意識を持っている、運動神経に自信がないといった人も比較的簡単に技能を習得できるでしょう。

実際、日本にある車のほとんどはAT車（オートマ車）なので、一般的な自家用車や社用車であれば困ることはないでしょう。こうした背景もあり、特に30代以下の若い世代では、7割がAT限定で免許を取得しています。

なお、後から追加で教習を受けてMT車運転の資格を手に入れる「限定解除」という方法もあります。教習所で限定解除をする場合、4時限の所内技能教習を受けて合格すればよいだけなので、時間も費用もそれほどかかりません。

審査合格後は、運転免許センターで条件変更申請を行いましょう。

免許取得までの期間を少しでも短縮したいという場合は、必要最低限のAT限定免許を一旦取得する、という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

【その３】教習所の閑散期に申し込む

「合宿」でも「通学」でも、教習所の閑散期に入校を申し込むことはとても重要です。繰り返しになりますが、2月～3月、8月～9月は教習所が特に混雑しているため、人気の高い教習所は2カ月前に予約が埋まってしまうこともあります。合宿の場合は半年前から埋まってしまう教習所もあります。

特に「合宿免許」を利用する場合には、期間が限定されるので、できるだけ早めに予約を取っておくことが重要です。

「合宿免許」は、高校3年生や大学4年生の割合が多いのが特徴です。つまり、卒業前に免許を取得したいという人が2月～3月に集まります。また、夏休みにあたる8月～9月も混み合います。

混雑状況を正確に確認するには、合宿免許の代理店や教習所に連絡してみましょう。電話窓口を設けている教習所が多いですが、現在はインターネットで予約状況を確認できるところも増えています。比較条件サイトなどを利用するのも賢い方法です。

閑散期を狙うなら、4月～7月、10月～12月を選びましょう。この時期は比較的空いている教習所も多く、教習の予約が取りやすいので、結果的に短期間で卒業することができます。 また、閑散期にはキャンペーンや割引サービスを実施する教習所もあるので、コストを抑えることができるでしょう。

おわりに｜「合宿免許」に参加するならアイランド

今回は、「通学」と「合宿」を比較し、運転免許を最短日数で取得するポイントや流れについてお届けしてきました。免許の種類や教習所の利用方法にもよりますが、合宿免許であれば最短2週間で免許取得を目指すことができます。

合宿免許アイランドでは、北海道から沖縄まで全国各地の合宿免許を最安価格で取り扱っています。合宿免許は、短期間で効率よく免許取得を目指せるようにスケジュールが組まれているので、学生から忙しい社会人まで幅広い層に人気です。

教習所ごとに違った特色・魅力があるので「運転免許を取得したい」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください！

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